事例紹介・お知らせ
2021 / 05 / 31 07:30
訪問看護と訪問介護の違い

知っているようで、意外と混同されることもある訪問看護と訪問介護。
違いを簡単に言えば、医療行為が"できる“か“できない“かです。
しかし訪問介護でも、登録特定行為事業者・認定特定行為業務従事者は痰の吸引と経管栄養の医療行為は実施可能です。
保険訪問の現場でも看護と介護を上手に使い分けご利用されています。
(訪問看護とは)
自宅(施設)で療養する方のもとに看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが訪問しケアをおこなうサービスです。
主治医が作成する訪問看護指示書に基づき、健康状態のチェックや療養指導、医療処置、身体介護などをおこないます。
利用者とその家族の相談に乗り、アドバイスをすることも重要な業務の一つになります。
ご利用者、ご家族、主治医の橋渡し的な存在、
また地域に関わる他職種との連携をスムーズにおこなう調整役としても訪問看護師の役割は重要です。
対象も、高齢者で寝たきりの方から乳幼児の小児分野から高齢者まで、幅広い年齢が対象です。
(訪問介護とは)
自宅で介護する方のもとに、介護スタッフが訪問しケアを行います。
介護の仕事をするには、介護の資格が必要です。
最低限必要な資格として介護初任者研修を受講して合格しなければいけません。
訪問介護(ホームヘルパー)の仕事は大きく分けると、身体介護・生活援助・通院介助の3つに分かれています。
また、介護をすることによって、要介護度が進まず維持できる、むしろ軽くなることを目指す自立支援を目指します。
利用者が持てる力を生かし、本人ができることは本人が行い、できないことはできるように支援をすることが、介護の基本なのです。